こんにちは!DancingFUN横浜校代表の市之瀬です💫
今回はバレエの姿勢に関するお話をしたいと思います⬆️
よくバレエを習うと姿勢が良くなるという話がありますが、
あれって実は逆なんですよね🙃
【姿勢が良くないとバレエは踊れない】
正しい姿勢が取れてないと、必ずどこかでつまづいてしまいます。
だからレッスンでは口うるさく姿勢を正させるのです🤗
私が他でレッスンを受けに行った時や、生徒さんの姿を見ている時、
胸郭が前に飛び出た姿勢で立つ方がたまに居られます。
この姿勢は、どなたかが推奨していたりするのでしょうか??
お尻を下げるという指導は、多くの教師が行っていると思いますが、
背面(背骨)を真っ直ぐ立てるという指導は、私が見て来た中だとDancingFUNでしか聞いたことが無い気がします🤔
これが面白いのですが、
ダンサーの中で見ると、胸郭が前に出た姿勢の人の方が、ピルエットの回転数が多い傾向があって、何故かと言うと、そういう方は総じて背中の筋肉が物凄く発達しているんですね💪
試してみると分かるのですが、
背中を立てて肩甲骨を真っ直ぐ下に下ろすよりも、
胸郭を少し前に送った方が背中の力を入れやすい(※個人差あります)
バレエは背面の筋力を必要とする動きが多いので、そういう意味では胸郭を前にした方が良いという指導なのでしょうか🤨
ならば背面を真っ直ぐにするという指導に何の意味があるのか…利点はいくつかありますよ💡
☆お尻が出にくい(ターンアウトしやすい)
☆無駄な筋力が要らない
☆身長が高くなる
身体の線が湾曲している事を、『女性らしい』と表現する事もあるでしょうし、
バレエでもジプシーやエキゾチック系などはあえて身体をしならせて妖艶に魅せることもあります💃
ですが、基本的にバレエとは高貴な踊り…
お姫様、いわゆる貴族の踊りを習得するのがクラシックレッスンなので、『品格の高い女性像』を形作るために、背筋の立った真っ直ぐな姿勢を正しいものとしているのだろう、と考察🧐
それと、胸郭を前にしているダンサーは、比較的筋肉質な事が多いですね💪
湾曲した上体で動くには、身体の外側の大きな筋肉を必要とするからでしょう。
重力は真下に働いている訳ですから、身体の各部位が真っ直ぐに連なっている方が無駄な力が働かないのです。
勿論、通常湾曲している身体を真っ直ぐにするにも筋力が必要で、それがそのままバレエに必要な筋肉という事になります。
また、胸郭を前にすると背骨を曲げているわけですから、その分身長は縮んでしまいます。
身長が低い傾向のある日本人的には、なるべく細く長く見せたいですし、
それならば背面を真っ直ぐに立てた方が美しく見えるのではないでしょうか?🌹✨
大人の生徒さんに対し、背中を真っ直ぐにした姿勢に直すと、ほとんどの方が
「すごい反ってる気がする!」
と仰います😆
湾曲した背骨がデフォルトなのだから、そりゃそう!なのですよ!
バレエの姿勢はバレエでしか行いませんもんね😉
なので、“少し反っている気がする位置が正しい”と頭で認識することが出来たら、真っ直ぐをキープ出来るようになりますね🙌
ですが、実は私もたまに
「胸を前に!」
という指導、しています🤯
何故かと言うと、お尻を下げると背中が丸まって、斜め後ろに落ちてしまう方が居るからです☝️
勿論その指導も【背面を真っ直ぐに】するためなので、胸郭を前に出しましょうという話ではないのですが、
もしかするとそれが違った捉え方として広まっている可能性もありますね🤔
指導の言葉が一貫できないというのは、
誰でもバレエを習える環境の良くない所ではありますね😞
故に、教師の指導が正しく伝わることって本当に重要だとつくづく思うのでした〜😌
ここまでお読みいただきありがとうございました💫
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